このページでできること
FLAC は、標本値を一つも変えずに WAV を小さくします。ふつうは元の 50〜60 % に収まり、復号すれば録音はそのままの姿で返ってきます。送るためではなく残すために音声を扱うなら、するべきはこの変換です。そしてこれは、あとから元に戻せる唯一の種類の変換でもあります。
WAV は標本値をすべて非圧縮で保持します。数分でも数十メガバイトになるのはそのためです。その容量が余分な情報を運んでいるわけではありません。
容量は半分、失うものはゼロ
FLAC の圧縮は zip と同じ考え方です。規則性を見つけてより短く言い換えるのであって、音声の一部を「聞こえない」と決めて捨てるのではありません。そこが MP3 や Vorbis と分かれる点です。30 MB の WAV は 17 MB ほどの FLAC になるのが普通で、中身の録音は同一です。戻せば、元と同じ標本値を持つ WAV が得られます。保管に、マスターに、そして五年後に別の形式へ変換し直すかもしれないものに、これが適した形式です。将来の MP3 が、あるいは MP3 に取って代わる何かが、圧縮された複製ではなく FLAC から作れるからです。
アップロードは一切ありません
変換はこのページの中で行われます。ファイルはブラウザが読み込み、ここで変換され、そのままダウンロードフォルダに保存されます。サーバーに送られることはないので、アップロードの待ち時間もなく、お使いの端末が保持できる範囲を超えるサイズ制限もありません。
ブラウザの開発者ツールを開き、ネットワークパネルに切り替えてから変換してみてください。変換エンジンが一度だけダウンロードされ、音声のアップロードは一切起きていないことが分かります。サーバー側で変換するサイトとの違いはそこにあり、その違いが実際に何を意味するのかは読む価値があります。
最初の変換だけは時間がかかります
変換エンジンは約 32 MB あり、初回利用時にダウンロードされます。このページが即座に動かない唯一の場面です。その後はキャッシュされ、以降の変換はオフラインでもすぐに始まります。次回以降の訪問も同じです。
よくある質問
FLAC は本当に可逆ですか。
可逆です。しかも確かめられます。WAV を FLAC にして戻せば、標本値は始めたときとまったく同じです。「聞こえない」と判定して捨てる工程がありません。それこそが非可逆エンコーダーのしていることです。
ファイルはどれくらい小さくなりますか。
ふつうは 40〜50 % 小さくなりますが、録音によります。密度が高く音量の大きい素材は、まばらで静かな素材ほど縮みません。非可逆形式と違い、音質と容量を引き換えにする設定はありません。引き換えにする音質がそもそも無いからです。
MP3 ではなく FLAC を使うべきですか。
残すためなら FLAC を、送ったり携帯で聴いたりするならたいてい MP3 を。FLAC のファイルは大きいままですし、パソコンや専用機の外では対応がまちまちです。多くの人は FLAC を保管しておき、必要になったときにそこから MP3 を作ります。